どうも、りかちゅうです!五代目瀬川は身請けされちゃうんですね。いくら表向きはいい男でも検校なんてやっているような男の元に行ってもいいことない何のに思います。それなら御法度だけど重三郎との方がいいのにと思います。今回の話はそこではないです。今回話すのはドラマ内の話にはなりますが五代目瀬川の卒業共にリリースされる絵です。その絵は「青楼美人合姿鏡」という錦絵で花魁の世界観を描いたものです。一体どのようなものか?この記事にて話しますね!
「青楼美人合姿鏡」ってどんな作品?
「青楼美人合姿鏡」は吉原の風俗事情を描いた錦絵です。では、具体的にどのようなものなのか?
概要
「青楼美人合姿鏡」は単なる美人画集ではないです。江戸時代後期の文化や風俗を凝縮した豪華な錦絵です。内容としては季節ごとの風物詩や遊女たちが詠んだ詩が書かれているだけではなく、遊里文化の華やかさと儚さも伝えています。遊女たちは楽しいことだらけでないってことを表現していますね。現場の人たちからしたら遊女だって苦労してることを伝えたいんでしょうね。
誰が書いたの?
この作品の制作に携わったのは北尾重政と勝川春章です。版元は重三郎こと蔦屋重三郎です。北尾重政も勝川春章も当時を代表する浮世絵師です。北尾重政は繊細な描写と優美な線で絵を描いていました。そのため、特に女性像の表現に優れていたそうです。一方で勝川春章は勝川派の元祖として役者絵や美人画を新しい方向性で発展させた人です。
2人とも江戸の文化に貢献した人ですね。その2人の画風が融合したことで「青楼美人合姿鏡」には遊女たちの外見的な美しさはもちろんのこと、内面的な気品や感情も見事に描き出されています。
「青楼美人合姿鏡」の特徴
以上が青楼美人合姿鏡の概要です。では、この作品には具体的にどのような特徴があるのか?
1.季節を大切に
青楼美人合姿鏡は季節感を大切にしている錦絵でもあります。絵の中には四季折々の風物が背景に描かれながら遊女たちの装いが紹介されています。春には桜、夏には花火、秋には紅葉、冬には雪景色など日本の美しい風景が遊郭に溶け込む形で表現されています。
また、遊女たちが詠んだ詩の中には日々の暮らしの楽しさや哀しさが感じられるものも多いです。このように、遊女たちは美しいことに加えて知性や感受性があることも伝わります。
2.舞台裏の絵も描かれてる!
「青楼美人合姿鏡」は吉原遊女たちの日常光景が描かれています。花魁を指名できるような上客でも吉原の舞台裏までは見れませんもんね。今でいう舞台の待機室までは見れないと言えばいいのか。そこで、「青楼美人合姿鏡」では華やかな遊女たちがどのような生活を送っているのかについても描きました。
まあ、都合の悪いところは描いていませんけどね。そんな絵を描いたら生々しいですもんね。ただ、表では見れない女の園を描いたそうです。
現代の評価
「青楼美人合姿鏡」は博物館や美術館で保存や展示されることが多いのはもちろんのこと、国内外の浮世絵ファンから高い関心を集めています。その影響でデジタルアーカイブ化が進むなどネットを通じてその美しさを楽しむことができるようにもなっています。
「べらぼう」と「青楼美人合姿鏡」
五代目瀬川が花魁として卒業するときに「青楼美人合姿鏡」の話が出ますね。五代目瀬川が卒業するときに花魁道中が催されますね。その際に重三郎がその記念として「青楼美人合姿鏡」を作ります。もちろん、作品に意気込みがあります。それは吉原を憧れの場所としたいってことです。この意気込みは平賀源内が推しました。そして、「青楼美人合姿鏡」は吉原だけでなく、幕府にも献上されました。
まとめ
これはお客さんからしたら面白い作品でしょうね。理由は遊女たちの裏の姿まで知れるからです。先ほども述べたように生々しいところは分からないですよ?そんなの見せたら夢が壊れてしまいますしね。ただ、遊女のオフ姿などは見れないかと思われます。だからこそ、見がいのある作品だと思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。