どうも、りかちゅうです!源氏物語という作品は有名ですね。あの作品がなかったら紫式部は有名になっていなかったと思いますよ?逆に言い方は悪いですが源氏物語の執筆以外に紫式部はなにをしたのと思うでしょうね。特に歴史に詳しくない人ほどそう思うのかなと。私自身、「光る君へ」を見てなかったらそう思っていましたからね?それくらい源氏物語はインパクトが大きいです。しかも、あの作品は世界でも翻訳されるなど世界的にも評価されています。また、源氏物語の名残りは今の時代にもあります。このように、なかなかの作品です。では一体どのようなものなのか?この記事にて話したいと思います!
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源氏物語とは?
まず源氏物語とはどのようなものかを簡単に話しますね!
概要
「源氏物語」は平安時代に作られた日本最古の物語文学です。作者は紫式部です。話の内容は主人公の光源氏とその子供も話です。主に恋愛のことばかりですけどね。ちなみに、物語は54帖からなり、はじめは光源氏は桐壺帝の皇子として産まれてから数多くの女性たちと恋愛遍歴をくり広げます。ただ、光源氏は後ほど不倫されたり最愛の人と死別したりと女遊びの報復は受けますけどね。光源氏の死後は源氏の血を分けた薫と匂宮が主役となり結末を迎えます。ちなみに、光源氏のなき後の物語は舞台は宇治であることから、「宇治十帖」と呼ばれています。
30言語で翻訳されている
世界的にも有名なのが源氏物語です。30の言語で翻訳って相当のことなのかと。なんかどの人種にも共感できる心情が描かれているから人気だそうです。ちなみに、初めて英訳したのは、イギリスのアーサー・ウェイリー氏だそうです。
源氏物語の内容
源氏物語の概要は以上です。では、一体どんな話なのか?
1.源氏物語の栄光
桐壺帝の子の光源氏は幼くしてお母さんを亡くし実母によく似た継母・藤壺と恋仲になります。何歳差の恋なんだよと思いますが。しかも、禁断の恋なのに2人の間には子供ができ、父帝の子として育てられることになりました。他にも、正妻の葵の上との政略結婚、空蝉、夕顔、六条御息所などと恋をします。それだけで終わりではないです。葵の上亡き後は藤壺によく似た彼女の姪の紫の上と結婚し生涯の伴侶とします。藤壺の顔が好きなんですね。そんな中、光源氏は自分の政敵右大臣の娘でもある朧月夜と恋人関係になり都を追われて明石で流離の日々を送ることになります。ですが、京に戻され光る源氏と藤壺の子が帝になることで勢力を大きく盛り返しました。そして、太政大臣の後は退位した帝に匹敵する待遇まで受けこの世の栄華を極めるのでした。
2.不倫と最愛の人との死
光源氏はお兄さんの朱雀院の愛娘こと女三の宮を正妻として迎えねばならなくなります。
その後何年かしてそれまで源氏の正妻格の立場にあった紫の上が病に伏してしまいましたその女三の宮は光源氏の留守中忍び込んだ柏木という青年の子どもをつくりました。
光源氏は過去の藤壺との過ちの報いを受けるのでした。やがて病気だった最愛の紫の上が亡くなり光源氏は出家を決意するに至ります。
3.光源氏の死後
光源氏の死後は女三の宮が生み末子として大切に育てられた薫や源氏の外孫・匂の宮が貴公子として登場します。話の内容は自分の出生や存在価値に疑問を持つ薫、思うように出歩けない匂の宮の苦悩。さらに、彼らと宇治の大君、中の君姉妹との関係が語られます。やがてこの姉妹の異母妹・浮舟が登場して、意外な展開が繰り広げられるのです。
源氏物語でヒットした紫式部
源氏物語なくして紫式部はいません。どういうことって?紫式部は源氏物語がなかったらこんなに有名にはなっていません。それは作品がヒットしたからって?それもそうですが紫式部が源氏物語を書かなかったら彰子の女房にもなっていません。紫式部が宮中ではたらくきっかけなんて一条天皇は道長が源氏物語に目をつけたからですからね。このように、源氏物語をつくったからこそ紫式部は有名になったといっても過言ではありません。そう考えると、紫式部が源氏物語を書いていなかったら彼女は無名であってもおかしくないのかなと思われます。
源氏物語に関する豆知識
これだけ源氏物語が有名になっているからこそ源氏物語に関する豆知識はあります。ですので、番外編としてそこらへんも話しますね!
1.受験生が苦労する作品でもある?
源氏物語は人気ではあるものの、受験生からしたら鬼案件です。なぜなら、源氏物語は古文だからです。それはどの古文でも同じことが言えるって?それはそうですね。ただ、源氏物語は格別です。実は源氏物語って主語が少ないんですよね。文脈で読み取ってね的な?紫式部は頭がいいからこそそういう文面を書けるのかもしれませんね。それもあって、受験生からしたら源氏物語は古文だと内容を理解するのが困難と思う受験生は多いです。その事例をして2014年のセンター入試の古文に源氏物語が出たんですよ。その時の平均点は落ちていましたからね。このように、受験生からしたら源氏物語は難問ではあります。
※受験生は予め漫画などで源氏物語の内容を理解した方がいいとも言われています。
2.「源氏名」の元ネタは源氏物語から?
ホストやキャベクラ、風俗など夜職といえば源氏名というものがつきものですね。あの元ネタは源氏物語から来ています。なんか、源氏物語の各帖につけられた「若葉」や「葵」などのタイトルが平安末期の女官たちによくつけられたことがきっかけだとか?それから、後の白拍子から江戸時代の遊女へと受け継がれてから接客業の仕事で使う名前を源氏名と呼ぶようになったそうです。
3.処女に価値を感じるのは源氏物語から来ている?
源氏物語って経験の浅い女をリードして自分色に染める恋を描いているそうですね。これは自分の色に染めて開拓するなかなと。光源氏の開拓様はどのようなものなんですかね?そんなことはさておき、この女性を自分の色に染めたいという考えは今でも伝わっています。それもあって男は女の初めては欲しいと思っているのかもしれませんね。
まとめ
平安時代は身分の厳しい社会でした。生まれた家がいい家でないと出世できない運命ですね。それだから、紫式部の出世は奇跡なのかと。実は紫式部の家は大した家でもないです。おばさんの地位は高いですがお父さんの為時が無職だった期間が長かったからこそ出世なんて難しいです。これは「光る君へ」の紫式部の姿を見れば分かるかと思われます。前半なんて紫式部が身分の現実を思い知るシーンとかありましたらかね。それなのに、源氏物語が評価されたことで紫式部は道長の娘こと彰子の女房をやるのは異例の出世なのかなと。本来ならばもっと家の地位のある人が選ばれてもおかしくないですしね、そう考えると源氏物語はなかなかすごい作品なのかなと思います。以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
りかちゅう
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